イアン・マッコール(Ian McCall、1984年7月5日 - )は、アメリカ合衆国の元男性総合格闘家。カリフォルニア州ニューポートビーチ出身。チーム・オーヤマ所属。カンフー黒帯。元TPFフライ級王者。
来歴
少年時代は喧嘩に明け暮れており、酒やドラッグを嗜んでいた。マッコールは当時の自分を振り返って「俺はギャングだった」と語っている。初期のUFCを見て総合格闘技を知る。
学生時代にレスリングを経験。2002年から格闘技を始め、ブラジリアン柔術紫帯とカンフー黒帯を持つ。
2009年1月25日、WEC 38でドミニク・クルーズと対戦し、判定負け。この試合を境に格闘家として一時休業しており、その期間に鎮痛剤や精神安定剤の濫用により、心肺停止に陥ったため病院に運ばれた事もあったという。
その後はTPFに参戦し、2011年にはダレル・モナヒューを裸絞めで下し、TPFフライ級王座を獲得した。
UFC
2012年3月3日、UFC初参戦となったUFC on FX 2の世界フライ級王座決定トーナメント準決勝でデメトリアス・ジョンソンと対戦。3Rを戦い抜いた後、判定1-2でジョンソンの勝利が発表されるも、その後ジャッジの採点ミスが発覚し、正式には0-1のドローであったことが判明。これにより6月に再戦が組まれる事が発表された。また、この試合はファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2012年6月8日、UFC on FX 3の世界フライ級王座決定トーナメント準決勝でデメトリアス・ジョンソンと再戦し、判定負け。
2013年2月2日、UFC 156でジョセフ・ベナビデスと対戦し、判定負け。
2014年7月19日、UFC Fight Night: McGregor vs. Brandaoでフライ級ランキング9位のブラッド・ピケットと対戦し、判定勝ち。
2015年1月31日、UFC 183でフライ級ランキング6位のジョン・リネカーと対戦し、判定負け。試合はリネカーの体重超過により59kg契約で行われた。
RIZIN
2017年12月29日、ワイルドカードで出場したRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 2nd ROUNDのバンタム級トーナメント2回戦でマネル・ケイプと対戦し、ケイプの膝蹴りで額をカット流血し、ドクターストップで1RTKO負けを喫した。
2018年5月6日、RIZIN.10で堀口恭司と対戦し、左フックで1RKO負けを喫した。
2018年5月22日、現役引退を表明。現在はチームオーヤマで選手を指導している。
戦績
獲得タイトル
- 第3代TPFフライ級王座(2011年)
表彰
- UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(2回)
- SHERDOG カムバック・オブ・ザ・イヤー(2011年)
脚注
関連項目
- 男子総合格闘家一覧
- TPF王者一覧
- UFC選手一覧
外部リンク
- UFC 選手データ
- MMAjunkie 選手データ
- RIZIN 選手データ
- イアン・マッコールの戦績 - SHERDOG(英語)


