セントラルパークアネックスは、愛知県名古屋市中区錦三丁目に所在する商業ビル。1986年(昭和61年)開業。2021年(令和3年)10月17日をもって営業を終了しているが、建物の跡地利用として、2024年10月1日に「(仮称)錦三丁目5番街区計画」として三菱地所により着工。2026年11月完成予定。
概要
1986年(昭和61年)、セントラルパークに隣接する姉妹店として、オープンした。鉄骨鉄筋コンクリート造、地上12階、地下2階、塔屋2階建であり、久屋大通に面している。セントラルパーク地下街の北端と、地下2階で直結している。当ビルの運営会社は、株式会社セントラルパークアネックス(セントラルパーク地下街の運営会社である株式会社セントラルパークの関連会社)である。
ターゲット客層をティーンズからアダルトとし、「ワン・オブ・ゼムではなくオンリー・ワンを」をコンセプトとしていた。
婦人服飾店、紳士服色、靴、カバン、アクセサリー、雑貨、宝飾品、カルチャー、飲食、喫茶など80店舗(開業当時)で、全体の1/3にあたる、19店を名古屋初進出のテナントとして、5階から8階までは中部地区出店となる東急ハンズがオープンした。開業初日には55,600人の入館者を記録して、開店時間前に並んだ人が入る切るまで30分もかかるなど、活況を呈した。
当ビルは、栄地区の北の拠点として、地域商業発展に寄与しようと計画された。物の形態、色彩も含めた名古屋市の公共空間の整備地区に位置しているため、市の整備計画への協力が行われるなど、建築計画も注目された。
開業後の1989年(平成元年)には当ビルと直結するセントラルパーク地下街に、名古屋市営地下鉄名城線・桜通線「久屋大通駅」が開設され、アクセスが向上した。
しかしながら、ビルの老朽化と売上高の低迷が重なり、2021年(令和3年)10月17日に閉館した。
閉館後の跡地再開発計画等は「(仮称)錦三丁目5番街区計画」として2024年10月1日に着工した。
当ビルは他ビルを抱え込むコの字型形状の立地であることや、立体駐車場側の一部が名古屋市営地下鉄名城線・桜通線「久屋大通駅」の排気塔を兼ねているなど特殊な構造となっている。
尚、東急ハンズは2022年(令和4年)11月2日、松坂屋名古屋店(南館地下1階)に「ハンズ 名古屋松坂屋店」として移転オープンした。
沿革
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 開館。
- 1987年(昭和62年) - 名古屋都市景観賞受賞。
- 2021年(令和3年)10月17日 - 閉館。
- 2023年(令和5年)5月15日 - 解体着手。
フロアガイド
アクセス
地下2階でセントラルパーク地下街に直結している。
同地下街を経由し、名古屋市営地下鉄名城線・桜通線「久屋大通駅」南改札口から徒歩で約1分。
脚注
参考文献
- 株式会社セントラルパーク社史編集委員会『FASSION PROMENADE Central Park セントラルパーク10周年記念』株式会社セントラルパーク、1988年11月2日。
- 名古屋テレビ放送社史編集委員会『名古屋テレビ放送30年』名古屋テレビ放送、1992年。
外部リンク
- 公式ウェブサイト




