嫦娥6号(じょうが6ごう)は、中国の宇宙開発における嫦娥計画第三段階の、月の裏側からのサンプルリターンを任務とする探査機。2024年5月3日に海南省の文昌衛星発射場から発射されて、月の裏側から回収した試料を載せた容器の地球帰還に6月25日、世界で初めて成功した。
中国の月探査機では、月の裏側到達は嫦娥4号(2019年)以来で、嫦娥5号(2020年)が月の表側からのサンプルリターンに成功している。
歴史
2024年
- 5月3日:打ち上げ。
- 5月8日:月周回軌道に到達。
- 6月2日:月面南極エイトケン盆地にあるアポロ・クレーターに着陸(中国標準時午前6時23分)。
- 6月4日:月面を離陸。
- 6月6日:月周回機とドッキングし、試料の保管容器を帰還機に移動。
- 6月19日:地球への航行開始。
- 6月25日:内モンゴル自治区に着陸。
- 6月26日:サンプル容器が中国国家航天局(CNSA)から中国科学院に引き渡された。
- 6月28日:回収した試料が1935.3グラムと発表された。
脚注
注釈
出典
関連項目
- 月の石




