キャッチボール屋』(キャッチボールや)は、2006年の日本映画。大崎章の初監督作品。第18回東京国際映画祭出品。第16回日本映画批評家大賞新人監督賞受賞作品。

あらすじ

大山タカシ(大森南朋)はある日突然会社からリストラされる。30代、仕事なし、おまけに記憶もなくして、これぞ人生の正念場。「自分が何をしたいのか、分からない」そんな人生大ピンチのタカシが、キャッチボール屋を受け継ぐことになる。先代のキャッチボール屋から渡されたのは部屋のカギ一つと地図。

公園で過ごす日々の中で出会うのは、一癖あるおとなたち。甲子園での果たされなかった思いを引きずる謎のサングラスの男(寺島進)、こまめに仕事を探しているおしゃべりな借金取り(水橋研二)、ベンチに座り暇をもてあそぶ体の大きなサラリーマン(松重豊)。さらに、面倒見のいい売店のオバちゃん(内田春菊)や、キャッチボールに息子との思い出を重ねる帽子のおじさん(光石研)、タカシに声を掛けてくる謎のOL(キタキマユ)。

次第にわかる彼らの過去。それぞれに忘れられない思いを抱えて立ち止まっている現在。彼らがタカシとのキャッチボールを通じて、不器用にあたたかく心を通わせていく中で、それぞれに新しい一歩を踏み出す勇気を取り戻していく。

キャスト

  • 大森南朋(大山タカシ)
  • 寺島進(坂本・サングラスの男)
  • 光石研(帽子の男)
  • 庵野秀明(先代キャッチボール屋)
  • 康すおん(草野球の監督)
  • キム・ホジョン(東南アジア系の女)
  • キタキマユ(OL)
  • 水橋研二(借金取り)
  • 松重豊(後藤)
  • 内田春菊(売店のおばさん)
  • 三浦誠己(山田)
  • 峰岸徹(監督)

スタッフ

  • 監督:大崎章
  • 脚本:足立紳
  • 撮影:猪本雅三
  • 照明:松隈信一
  • 録音:白取貢
  • 編集:宮島竜治
  • 美術:松尾文子
  • 音楽:SAKEROCK
  • 挿入歌:山口百恵「夢先案内人」
  • 製作:「キャッチボール屋」製作委員会
  • 配給:Bitters End

外部リンク

  • 公式サイト - Bitters End
  • キャッチボール屋 - allcinema
  • キャッチボール屋 - KINENOTE

キャッチボール(1個入り)

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