『コール オブ デューティ ウォーゾーン』(英: Call of Duty: Warzone)は、アメリカ合衆国のInfinity Ward及びRaven softwareで開発されたバトルロイヤルファーストパーソン・シューティングゲーム。2022年(令和4年)11月17日に基本プレイ無料で配信された。
ウォーゾーンの2作目であり、旧称は『コール オブ デューティ ウォーゾーン 2.0』(英: Call of Duty: Warzone 2.0)。
概要
2020年3月10日に配信された『コール オブ デューティ ウォーゾーン』をフルリニューアルした後継作であり、2022年10月28日に発売された『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアII (2022年のゲーム)』と同じゲームエンジンで制作された。本作よりエクストラクションモードの「DMZ」、競技モードの「WARZONEランクプレイ」が登場した。Microsoft Windows版をプレイするには電話番号の登録が必要となる。
PlayStation Storeにおける基本プレイ無料ソフトの2022年の年間ダウンロードランキングでは日本は10位、米国とカナダは3位となった。
クロスプログレッション
前作と同様にクロスプログレッション機能に対応し、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアII (2022年のゲーム)』(MWII)、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアIII (2023年のゲーム)』(MWIII)、『コール オブ デューティ ウォーゾーン モバイル』、『コール オブ デューティ ブラックオプス 6』(BO6)と銃火器やオペレーター、バトルパスの進捗などを共有する。本作を遊ぶためにいずれかのゲームを購入する必要はない。BO6が統合された時点でのメイン武器は136種、サブ武器が26種、近接武器が15種、オペレーターが157名である。
沿革
- 2022年
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- 11月17日、本作『コール オブ デューティ ウォーゾーン 2.0』が配信。
- 11月17日以降、『MWII』の各シーズンが本作に配信。バトルパスが追加。
- 2023年
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- 6月14日、本作が『Call of Duty: Warzone』に改名。
- 9月21日、前作がサービス終了。
- 12月6日、『MWIII』の要素が統合され、スライディングやジャンプなどの操作性やバトルパス、プレステージ等がそれに準じるものに切り替わった。
- 12月6日以降、『MWIII』の各シーズンが本作に配信。
- 2024年
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- 3月21日、『コール オブ デューティ ウォーゾーン モバイル』が配信。
- 11月14日、『BO6』の要素が統合され、オムニムーブメントやエモートなどが追加。
- 11月14日以降、『BO6』の各シーズンが本作に配信。
ゲームモード
バトルロイヤル
最大150人のソロ、デュオ、トリオ、最大152人のクアッドで行われるバトルロイヤルゲームである。各プレイヤーは耐久力が上がる「アーマープレート」を装備する。前作と同様に、自分で作成した「カスタムロードアウト」が登場する。空中投下などからカスタムロードアウトを入手すれば現地調達した敵より優位に立てる。
マップ内にクリアすると多額のキャッシュを入手できる「契約」があり、AI戦闘員が守る「要塞」を攻略してカスタムロードアウトを入手できる。ショップでは「キルストリーク」やカスタムロードアウトの「メイン武器」を購入できる。中盤あたりから安全地帯が2個、3個に分裂される可能性があり、再びひとつに統合される。
倒されると一度のみ「強制収容所」(Gulag)に送られ、プレイヤーとの2対2に勝利するとリスポーンができる。強制収容所で敗北しても、生存者がショップで倒されたチームメイトを買い戻したり、「ランナー」(Most Wanted)の契約をクリアすることでチームメイト全員を復活できる。ゲーム後半のイベントで脱獄のチャンスが到来すれば、倒された全てのプレイヤーが復活する。
バトルロイヤルゲーム内にはシークレットミッションがあり、5連続で勝利するとミッションへの挑戦権を得られる。挑戦権を得た状態で通常マッチに参加するとチャンピオンズクエスト契約に挑戦できる。チャンピオンズクエスト契約ではマップ内にランダムで存在するベリリウム(Be)プルトニウム(Pu)トリチウム(T)を30分以内に入手しボムサイトに設置することで、マップ全域に影響を与える核爆弾を落とすことができる。核爆弾が落下したマッチは強制的に終了となり、落としたパーティが勝利する。
チャンピオンズクエスト契約に成功すると武器迷彩「BRASS TACKS」、オペレータースキン「幻影」、コーリングカード「クエストニューク」を入手することが出来る。この報酬はシーズン毎に変更される。
DMZ
最大66人のトリオで行われるPvPvEのエクストラクションモード。オープンワールドとなったアル・マズラに降り立ち、任務やアイテム集め、戦闘などの目標をプレイヤーが決定し、制限時間内にヘリで脱出する。生還できないと持ち込んだものを含めてアイテムをすべて失う。銃火器は自身でカスタマイズした保証武器かDMZで回収した密輸武器から選択する。MWIIIシーズン01以降はWZ2.0から切り離され、MWIIの一部として扱われるようになるためクロスプログレッション非対応となる。
リサージェンス
リサージェンス(Resurgence)は、前作で登場したガンファイト主体のバトルロイヤルモード。スクワッドメンバーが生き残っている限り、タイマーカウントの後にリスポーンが可能。ソロ、デュオ、トリオ、クアッドに対応。MWIIシーズン02にて追加。
WARZONEランクプレイ
トリオのバトルロイヤルで行われる競技モード。開発はTreyarchとRaven Software。MWIIシーズン03リローデッドにて追加。
その他のゲームモード
- ミニ・ロイヤル - 通常より狭い範囲で行われるバトルロイヤルモード。
- サードパーソンプレイリスト - サードパーソンで行われるバトルロイヤルモード。
- Warzoneカップ - 2022年12月15日~12月24日に開催された期間限定モードで、3人2チームで車両に乗ってサッカーをする。
- マッシブ・リサージェンス - アル・マズラで行われるリサージェンス。MWIIシーズン03にて追加。
- プランダー(Plunder) - 前作で登場した、スクワッドでキャッシュを集めるモード。武器の試用やレベル上げに最適。MWIIシーズン03の期間中に追加。
- シャドウシージ - 2023年8月18日から8月22日に開催された期間限定モードで、次回作『MWIII』公開イベント。4人8チームで行うPvEで、コンニグループに占拠されたザヤオブザーバトリーに隠されたガスキャニスターを回収する。
- ロックダウン・クアッド
マップ
- アル・マズラ(Al Mazrah) - バトルロイヤルとDMZの戦場となる西アジアに位置するアダル共和国の首都アル・マズラとその郊外である。『MWII』のキャンペーンミッションに登場し、マルチプレイヤーのマップである「アル・バグラ・フォートレス」、「エンバシー」、「ザルクワ・ハイドロエレクトリック」、「タラク」(コアマップおよびバトルマップ)、「サリフベイ」、「サイード」がある。
- ビルディング21(Building 21) - DMZに登場する謎の生物学研究所。潜入するにはアクセス用のキーカードが必要。MWIIシーズン01リローデッドにて追加。
- アシカアイランド(Ashika Island) - リサージェンスに最適なサイズのマップ。日本がテーマ。アシカアイランドで倒されるとドッグタッグを落とす。それをリスポーンした自分か味方が回収すると「名誉」を回復し効果を得る。MWIIシーズン02にて追加。
- コシチェイ・コンプレックス(Koschei Complex) - DMZに登場するアル・マズラの地下施設。MWIIシーズン03リローデッドにて追加。
- ヴォンデル(Vondel) - DMZで最大18人、リサージェンスで最大72人がプレイ可能なマップ。MWIIシーズン04にて追加。
脚注
注釈
出典
外部リンク
- Call of Duty®: Warzone 2.0


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